書の道はその道を極めようとする者にとって、それぞれにある。
私は書いた字を評価して欲しいわけではない。
もちろん、評価に値する技術などまったく持ち得ない。
従って私は、書く字に囚われるのではなく、何処で書く、何故書く、誰に書くということを大切にしたい。
願わくば、書くという行為そのものが作品であり、自らの魂が身体から踊り出るようなものでありたい。