目指せ!客寄せパンダ その2

昨日の続きです。

日本デザイン学会に呼ばれて、特別講演をしてきたのですが、本当に越前屋さんは困った人です。

「しあわせをデザインする」というのが全体のテーマだったのですが、思わず、「しあわせなんかデザイン出来ないんじゃないか!」って言ってしまいました。しあわせになろうと思って幸せになれるなら苦労はしないと、しあわせの定義なんて人の数だけあって、みんなそれぞれなんだから、それをアーダコーダ言っても仕方がないんじゃないかっていう話をしたんですが、私の前に講演した先生と、結果的に真逆の事を言ってしまいました。(僕は出来るだけ遠回しに言ってるつもりでしたが)

思ってる事をはっきり言っちゃったので、やっぱりマズいかなと思っていたら、飲み会の時に何人かの先生に、あの話はよかった。僕もそう思ってた。とか、結構言われました。やっぱり色々、あるんですよね。世の中は、立場があって、思っていても、はっきり、言えない人もいる。その立場ってのが社会的信用なんですよね、普通は。だから大人になって社会的地位を持てば持つ程、はっきり言えなくなる。僕は、大人になっても、言いたい事は周りを気にせず、はっきり言いたかったんでしょうね。

タレントという立場だったから、言おうと思えば、いとも簡単に言えたはずのに、でも、なんか違うんですよね。言ってる内容がどうのこうのっていうんじゃなくて、タレントと呼ばれている人の立場自体の話なんですよね。テレビに出てるタレントもどきの学者先生や、勘違いしているタレントコメンテーターを見てるとよくわかります。あれは違う!

理想的なのは、本当の事言ってんだけど、なんか突き抜けてて、あいつが言うと面白いぞっていう感じです。それが越前屋俵太の理想だった。だから体制に媚びない立場を貫ぬかなけりゃいけなかった。だから大手の芸能プロダクションの誘いにも乗れなかった。タレントさんになっちゃったら、まず、好きな事なんか言えないと思ってたからね。

亡くなっちゃったけど、やしきたかじんさんとかテリー伊藤さんみたいに出来るだけ本当の事を言おうとしている人でも、やっぱり言えない事もある。ニュースだってスポンサーついてんだから、よく考えればわかるんだけど、普通にテレビを見ている人は、まずテレビメディアが持つ独特のカラクリがわからない。その辺は、見てる人にはわからないように、うまく誤摩化せるんだろうけど、まあ、お洒落な服着て、メガネ掛けて、結局、芸能人だよね。テリーさんは!

そういう意味ではタレントは本来は客寄せパンダにならなきゃいけない。客を寄せる為には人気者でなくっちゃいけない。スポンサーがパンダにお金払うんだよね。だからタレントを本気でやろうと思ったら、開き直ってコマーシャライズされないと無理って感じかな。もっというと本気でタレントしたいなら、ややこしい事言わないほうがいい。政治に首突っ込んじゃいけない。せいぜい同僚の芸人、馬鹿にして突っ込んでたり、すべらないおもしろい話のネタ繰ってる方がいい!それで頑張って稼いで、乗りたい外車乗り回して、たまにそれらしい事言って、遊んでたらいい。それが仕事なんだから。

唯一、アーティストという立場が、一番、言いたい事を言える立場なのかなとは思うんだけど、まあ、それにしても
坂本龍一さんのように世界から認められて、ニューヨークあたりに住んでないと、話にならないよね。
だいたい、向こうは音楽家でこっちはお笑い芸人のカテゴリーにいれられちゃうわけだから、しょうがないよね。アメリカじゃコメディやってる人の社会的地位は本当に僕らが思っている以上に高いんだけど、日本の芸人さんはお金を稼く事においては、若い人達からは憧れの対象としてリスペクトされてるかもしれないけど、僕も人のこと言えないけど、まだまだ下品な奴が多い(笑)

自分で制作会社持って、演出もして、編集までやってたから、当時、自分が出てるCMは、なんだかんだいってほとんど、演出もしてたんだけど、監督さんは一応、別にいるし、今みたいに個人的な事を伝えるメディアもなかったから、やっぱり世間から見れば、「あいつ何か、他のやつと違って好きだよねっ!」ってのはあっても、やっぱりテレビに出てるタレントさんなんだよね。

ん~じゃ~どうすればいいんだろう!って、考えているうちに、歳とっちゃって、食う為には、いらない事(本当の事)を言わない方が得なんじゃないか、という損得勘定が頭の中を巡り出した。商売人ならよくぞ考えたって話なんだろうけど、越前屋俵太はそんな考えしちゃいけない!(笑)

いっそうのこと名前を「越後屋」にしてたら良かったんじゃないかって何度も思ったことがある。だって悪代官とつるむ悪の商人はたいてい越後屋が多い(笑)新潟県の方ごめんなさい!越後屋にしてたら間違いなく、関西大学の客員教授の肩書きがある間にコメンテーターしてます!(笑)(何故、越前屋俵太っていう名前を付けたのかって話は又、別の機会に)

どっちにしても、そんな事考えてる間は、人間的にもつまらないし、クリエイターとしても、まともに物なんか創れっこないんだから、ここは一旦、頭冷やさないと、このままいけば、聞き分けの良い大人になっちゃうじゃないか、って事で、もう一度、ガキの頃のように熱くなる為に、一度抜けた冷却水を入れ直して、あちこちオーバーホールしてたら10年、経ってしまったっていう話です。

いよいよですかって感じで、そろそろ、エンジンかけてみようかって思ってます。

って言いながら、動かなかったらどーしよう!   
そんときは、みんなで押して下さいね!(笑)

pandaopencarmini
越前屋俵太、客寄せパンダとなって大成功して美女を横に、オープンカーを乗り回すの図

Twitter:@etsuzan_tawara

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  • Kushihama Yasuyo

    あいよー!(笑)