越前屋、京都大学で教える!

最近、柄にも無く、京都大学にいく事が増えてきました。大学キャンパスにあるジュースの自動販売機の入れ替えにいってるんじゃなくて、一応授業をしています。

不便益の研究をされている川上浩司教授からの依頼で、授業の補助をしているのですが、なんと生徒さんが、たったの3人しかいません!関西大学で教えている生徒は300人を軽く超えてるのに、なんて贅沢なんだ〜!

Exif_JPEG_PICTURE

話を少し戻して、不便益って何?という事なんですが、簡単にいうと、「手間をかける事でしか得られない、嬉しさ、楽しさ」ということになります。

詳しくは不便益システム研究所のサイトをご覧下さい。
http://fuben-eki.jp

それで具体的に何をやっているかというと、PBL(Project Based Learning)と呼ばれる「課題解決型学習」の授業をお手伝いしています。

これは、従来の座学と呼ばれる講義形式教育と一線を画す、1960年代に北米で実施された医学教育に起源を持ちます。

なぜ医学だったのかというと、生物医学的知見が日進月歩で急速に拡大・革新する事に対して、従来の教育体系では対応出来ず、臨床医学的実践において、常に新しい知識と技法を教育せざるを得なかったことによります。 

近年の高度情報化社会に代表される科学の進歩に対して、従来型の「講義」と「実験・演習」の積み上げ(詰め込み型教育、系統的教育)により教える量を増やしたとしても、現在の多岐にわたる学問分野を網羅できないばかりか、逆に多くの学生が目的を見失い、意欲を削がれる結果となります。 
 
そのため、学問の発展と複雑化・細分化の結果、大学教育は知識や技術の伝授よりも、個々の学生に適した方法論の習得と確立を重視するべきです。この点で、PBLでは具体的な課題を設定するため、課題解決という目標に向かって学生は意欲的に取り組むことができ、その過程で自分の方法論を獲得するのです。 

とまあ、いかにも京都大学っぽく説明したんですが、なんかめんどくさいね!早い話、理屈ばっかりじゃなくて、実践して初めて気づく事もあるよね!ぐらいの方がわかりやすくていいんですけど、まあ、そこは学問ですからね。

本当は複雑な事を簡単に説明出来る事が大切であって、簡単な事を複雑に説明しても仕方が無い。

てなわけで、今回は、不便益な文房具を作ろう!という課題がだされました。以前、「素数ものさし」というのを研究室で作られて、実際に京大生協で販売されています。結構テレビにも紹介されていて、売れてるみたいです。素数で計るっていうのが、いかにも京大っぽいですね。

IMG_00301

まあ、「素数ものさし」もいいんですが、今回はもっと、一般的に使えそうな不便益な文房具を作ろうという事になりました。

不便益がどういうことなのかを理解しなければ、作るも何もないのですが、そこは優秀な京大生の皆さんはすぐに理解をして、現在いろんなアイデアが出て来ております。

僕が考えたのは、思考に沿って展開していって、たたむ時にもきちんと思考しないと元通りにならないノートとか、しばらく書き続けてやっとインクが出るペンとか、みんなで大笑いしてました。学生さんのアイデアはもっとすごい!発表会が楽しみです!お互いのアイデアにアイデアを乗っけて、もう創発しっぱなしの授業でした。いあや〜、久しぶりに面白かったな!頭使っている感じです。

写真
【これは私のアイデアノートです。】

みんな、悩みはすれど、考えること自体を苦痛だと思ってない!京大生は脳みそが体育会系してます(笑)関大生だとダンスサークルみたいな感じで、みんな脳が踊ってる!(笑)それはそれで可能性があると僕は思ってるんですけど、踊ってないとみんな、寝ちゃう!(笑)

不便益文具、プロトタイピングするので、また紹介しますね!

Exif_JPEG_PICTURE

あっそうそう、川上先生の研究室にも俵越山先生の書が飾ってあります。

ということは、京都大学にも俵越山美術館が出来てしまいました。

これって、反則ですか?(笑)

Twitter:@etsuzan_tawara

banner


  • Kushihama Yasuyo

    おおっと!
    福井とウチだけかと思ったら(・・・んなわけない。)京都にも!!