越前屋俵太アイアンマンヘビーメタル級チャンピオンになる!

いやあ、もう何がなんだか意味が分からない、DDTプロレス「大阪オクトパス2016」~浪花節だよプロレスは~でした。オープニング映像で、こたつ男達が海に落ちたかと思えば、その後こたつはレスラーと共に宙を舞い、こたつがレスラーからフォールを奪ってチャンピオンになるわ!もう「こたつオンパレード」シッチャカメッチャカ!何でもアリの、これぞDDTプロレスでした。

今回はプロレス興行初参加ということもあって、少しドキドキしながら、エディオンアリーナ大阪に向いました。

到着して、当然スタッフの方が控え室に案内してくれたのはいいんですが、「9号室」と案内されてついていった部屋には、9号室じゃなくて「救護室」って書いてました。(笑)

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%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88%ef%bc%882016-12-08-1-13-18%ef%bc%89会場の外ではスタッフがグッズ売り場の準備をしてくれてました。こんなレイアウトでいいですか?ってメールしてくれた写真に映っていたのは、なんと船木誠勝選手のポスターが?ええっ!よりによって、越前屋俵太のグッズ売り場の横が船木さんのショップでした!これはとんでもない話です。プロレスとか格闘技を知らない人は、それがどうしたの?って思うかもしれませんが、僕の中では一大事です!そうです!なんとその日は船木さんもDDT初参戦だったのです。

これは僕が、DDTプロレス初登場!といった次元とは全く違う話です。20年前なら、絶対こんな事あり得ないです。驚きと喜びと感動が入り混じった気持ちがしばらく続きました。%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88%ef%bc%882016-12-07-1-16-23%ef%bc%89

そんな中、16時になって、いよいよオープニングです。

越前屋俵太、たった1分の復活オープニングアクト。髙木三四郎さんとこたつに入ったまま、海へと落下!海の中で、タイトルコール!会場は大ウケでした!良かった!

髙木三四郎さんをはじめとして、スタッフのみなさん本当にありがとうございました!無事に復活?出来ました!

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たった一回こっきり、やり直しはありません!この日の為に費やした打ち合わせの時間が重くのしかかってきます。全てはこの日の為にやってきた事です。

本当に心臓が縮まる思いです。昔、「世界不思議発見」のミステリーハンターをしていた時の頃を思い出しました。たった一発のギャグの為にスタッフと共にどれだけ時間とお金を費やしてきた事か!ある時なんか、問題を出す為に立っていた桟橋ごとモーターボートに引っ張らせたこともありました。もちろん壊れてしまう桟橋のパーツは別に作って、それをうまく、本物にひっつけてあるのですが、一回やると壊れてしまうので、当然リハーサルは出来ません。もしボクがコメントを間違えれば、直ぐさまボートを止めない限り、ダーンといちゃったら、二度と撮り直しは不可能です。もちろん一発OKでしたが、心臓が止まりそうです。アメリカでの出来事です。大道具はハリウッドの映画班が作ってくれました。全て、頭の中でまず、あれやこれやと考えてから、スタッフ(大道具さん、カメラマン、音声さん)に伝えて、それを形にします。僕が大好きなクリエイティブな瞬間です。

やってしまえば、一瞬で終わる世界です。本当にリハーサルは出来ません。まさしく勝負!の世界です。ビビるのも自分、やりきるのも自分。今回は、髙木三四郎さんとのコラボなので今までのようなピン芸ではありません!二人の息も合わさないといけません。こたつのまま海に落ちる!といっても、落差は2m程、座ったまま落ちないといけません。やっぱり普通に考えると、怖いですよね!海に落ちた反動でこたつが自分たちの上に落ちてきたら、間違いなく怪我をします。陸上で何回も落ちるイメージトレーニングをしないといけません。こう持ってこうなったら、こう落ちるとかです。今思うと僕は何回も海には落ちてるので、なんとなくイメージが出来るのですが、普通の人だったらやっぱり、難しいでしょうね!まず怖いだろうし、でも今回は結果的に髙木三四郎さんがプロレスラーだったからこそ実現出来たオープニングだったと思います。彼等の根性は半端ない!まあ恐怖とは常に背中合わせで生きている人達ですから、いざとなった時のアドレナリンの出方が半端じゃないんでしょうね!きっと!

そんなアドレナリンアが一気に出た試合でした。何故か僕も途中参加です。

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ダッグマッチ(正式開会前の試合)をいれると全10試合、4時間に及ぶ興行が無事に終わりました。

ところが、問題はそのあと起りました。

実はDDTの由緒あるベルトのひとつでアイアンマンヘビーメタル級王座というのがありまして、レフェリーさえその場にいれば、いつでもどこでも挑戦可能な、レイ・ミステリオから南海キャンディーズの山里亮太までもが巻いた、日本プロレス界において唯一無二の恐るべきタイトルです。

なんと、このタイトルを事もあろうか越前屋俵太が獲ってしまいました。こたつがチャンピオンとも知らずに抱えた瞬間にフォールと見なされ、こたつからチャンピオンベルトを奪う形で、第1207代の王者になってしまいました。みんなにも喜んでもらったのですが、何故かチャンピオンになった事を祝福してくれたのが、前述の船木誠勝選手でした。

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ヒクソングレーシーと戦ったときは、もう凄いの一言だった。ギブアップせずに落とされたんですから。

引退して、役者して、また復活して、今はプロレスもして、DDTにも参戦して、現在は大阪を拠点に活動されてます。

立ち話だったけど、パンクラスの話を聞いた時に「人と違う事をする為には、そうするするしかなかった」

という言葉を聞いて、自分の事も思い返しました。越前屋俵太も絶対人と同じ事をしてはいけないというルールを自分で作って頑に守ってました。でも、真剣にやればやるほど、どこかで破綻するんですよね。

あ~だめだ!これ以上は書けません!

取り敢えずは、どうしましょう!このベルト。人生始まって以来のチャンピオンベルトです。誰か防衛戦しますか?