「日常が観光資源になり得る可能性」

いやあ~久しぶりの和歌山でした。急行くろしお号に乗って行ってきました。観光映像を千本は見た!と豪語する自称観光映像評論家の木川剛志先生と言う方に呼んで貰ったのですが、AVじゃあるまいし、千本はないだろう!って思ったのですが、でも凄いですよね!もう見まくってるって感じです。

その中に、どうやら僕が撮った小浜市の映像があったらしく、越前屋俵太だから多分笑えるんじゃないかと思って見たら、意外にマジで良かった!という連絡が来て、是非、和歌山大学に来て下さい!って話になったので、行ってきました。

それにしても、今回の為に作って頂いたポスターがすでに怪しい!これじゃあ、まるで越前屋俵太を評論するかのようなイメージです。だいたい使ってる写真が俵越山ですし(笑)

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評論会の内容は、かなり前に話題になった、宮崎県小林市のフランス語と間違えてしまう方言映像や空手チョップでケーキ入刀する新郎新婦でおなじみの刃物の関市の動画から、今話題の観光映像まで、木川先生が集めた様々な動画を二人で見ながらコメントするという形式でした。

僕が知らなかった映像も沢山あって、個人的にはかなり面白かったのですが、やはり評論となると難しいものです。「この動画、面白いよね!」と、ただ笑って見てるだけなら、聴講してる側もコメントする側も非常に楽なのですが、やはり、そこは和歌山大学、観光学部の特別授業なので、なんか理屈っぽい事を言わないといけません。

呼んで下さった木川先生が仰った「動画再生数を意識した話題作り映像もいいけれど、果たして、その動画をみて、どれだけの人が実際にその土地に足を運ぶのだろうか?」とか言う問いに対して、「話題作りが目的であれば、それはそれでいいと思います。とはっきり前置きした上で、そうではないと言うのなら、それじゃ、本来、観光映像は何の為にあるのか?そもそも観光って何ですか?ただ美味しい物を食べて、神社仏閣や、伝統産業を見て、経験するだけでいいのですか?」と反対に、その場にいた皆さんに問題提起をしてしまいました。だって観光学という学問があるという前提なわけですから。

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歳を取ると、嫌ですね!なんか自分でも理屈っぽいと思います。楽しけりゃいいじゃないか!って若いときは本気で思ってたんですけどね。

終わってから、いい雰囲気の居酒屋さんで懇親会があって、ご覧になって頂いていた多くの先生方も出席されて、お酒を飲みかわしたのですが、どうも、その時の僕の発言がインパクトがあったらしく、しばらくその事が話題になってしまい、皆さんで観光学とはなんぞや!と熱い議論になりました。その議論は大学っぽくて楽しかったな!

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まあ、代理店が間にはいって、それなりの予算を組めば、今時、面白い映像を撮れる映像クリエーターの皆さんは沢山いるし、自治体の方も僕からすれば若い世代の方々が決定権を持たれ出したので、けっこう、斬新な映像がこれからも作られるとは思うのですが、そういうやり方ではなく、その土地が本来持っているはずの素朴な魅力を伝える為の、なんか別の方法があるのではないか?

自治体は安易に流行に乗っかって、広報してもいいかもしれませんが、やはり大学であるならば、流行ではなく新たな方法論が「ない」からこそ、考える!

観光の可能性を本気で模索すべきではないか、というのが、今回、越前屋俵太が皆さんとお話して感じたことです。

いや良い経験をさせて頂きました。

僕が昔、街ロケに拘ったのもそういう理由からです!流行のタレントさんを使って安易に視聴率を獲るんじゃなくて、もっと街には面白い人達が沢山いる!って言い続けたんですけど、やり出した頃は制作者達は、あまり認めてくれませんでした。視聴者はわかってたんですけどね!面白かったんで。

今では当たり前のように、毎日どこかで街ロケやってます。

物事はないから作るんですけど、みんなある方へいきたがる。まあリスクを回避したいんでしょうね!テレビはビジネスだから!

学問はビジネスじゃない!って思いたいです。僕は立派な学者ではないけど、世の本気の学者さんに立ち上がって欲しいですね!正しい事を私達が言わねば誰が言うってね!

もう、昔、道端で人の頭をいきなりシャンプーしていた人が言うこととは思えませんです、ハイ!

という事で、来年1月12日に和歌山のフォルテワジマという所で恥ずかしながら市民講座をやります。まだ申し込めるかも!

平成28年度 観光カリスマ講座 第五回

日 時:    平成29年 1月12日(木) (17:50集合)18:00~19:30

講 師:    iki design firm 代表 越前屋俵太氏

テーマ:    人は何故そこに行きたがるのか?~日常が観光資源となり得る可能性~

和歌山県

http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/062400/karisumakouza.html

和歌山大学

http://www.wakayama-u.ac.jp/tourism/news/2016090500021/