2017年 皆さん あけましておめでとうございます。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88%ef%bc%882017-01-03-19-57-00%ef%bc%89今から約20年ほど前の話ですが、人気番組「探偵ナイトスクープ」に、一人だけ周りと完全に浮いた男がたまに登場しておりました。

そうです、何を隠そう、その浮いた男とは私の事なんですが、なに故に浮いていたかと申しますと、ご覧の通りその格好が幼稚というかなんというか、頭に鶏をのせ、体は牛のパジャマ姿という、まるで子供が学芸会にでも出るような、今でいう、ハロウィン級の馬鹿な出立ちをしていたからでした。

何故そんな格好をしていたのか?というと、それなりに意味があったのですが、まあ当時は何も言わずにいました。

今年がたまたま酉年ということもあって、今更ながらで申し訳ありませんが、20年ぶりにその理由を少しだけ告白させて下さい。

実はあの格好は、ずばり「鶏口牛後」という言葉そのものでした。

大手プロダクションに所属して、色んな人に媚を売りながら要領よく仕事をするより、たとえ一人であったとしても、自分が頭を張るんだ!という、当時の意気込みをそのまま表してた格好でした。今になって、冷静に考えると、それだったら、ちゃんと意味を言わないと!誰にもわからない事ぐらいはわかってたはずですし、下手したら、言ったところで「鶏口牛後」って何?ってなる人も当然いたでしょうから。それでも言わなかったというのは、なんて言うのか、敢えて、何も言わずに笑われてたかったんですかね。

それがストイックというか、ただの勘違いというか、まさしく、どうしようもない当時の越前屋俵太の生き方そのものでした。

まあ盗んだバイクで走り出したりする事は犯罪だとわかってたんで(笑)絶対しなかったんですけど、わざとこの格好をしてテレビに出るという事が、わかってもらえるとかもらえないとかの次元ではなくて、世の中に対する越前屋俵太なりの精一杯の抵抗だったわけです。

ただ、当時は本当に誰一人として、あの格好の意味に気がついてはくれなくて、ただのモーモーコケコ野郎だと思われてました(笑)ここがお笑い系の辛いところですね!

ただのお笑いだったら、そんなややこしいことは言わずに、ただ意味も無く面白ければいいわけですし、仮にそんなに世間と闘いたかったのなら、お笑いなんかせずにロックミュージシャンになる道もあったんでしょうけど、結局、歌も歌えないし、楽器も出来ないし、まずミュージシャンは無理だと思ってたんですね。

そう言えば、昔、ギタリストのCharさんと飲んでる時に、その事を喋ってたら、「お前!そんなに喋れたら十分ロックだ!」って言われて、少し嬉しかった事もありました。

あと、もんた&ブラザーズの門田 頼命さんにも「俵太は俺らと一緒のノリなんやけどなぁ、お笑いのジャンルやからなぁ」て、言われたこともありました。

たぶん自分でも、わかってたとは思うんですけど、でも、なんていうか、難しいかもしれないけど、誰もやってない表現の仕方ってあるはずだと思って、ずっとそれを探してました。

そう言えば、昔、ビートたけしさんと飲んでる時にも、ロックの話になって、こんなことを仰ってました。

「みんなロックロックって言うけど、ロックなんて簡単じゃねえか、ただ拳を振り上げてストレートに怒りをぶつけて、怒鳴ってりゃあいいんだから。お笑いはよ、そこを無理矢理ひねって表現するんだから、お笑いは意外と高度なんだ!」って。

そうなんですよね。言いたい事があるんなら、ストレートにわかりやすくロックのリズムに会わせて言いたい事を歌えば、それなりには伝わるんでしょうけど、それは当たり前すぎてつまらないってことになって、敢えて、ねじ曲げて表現するわけですから、早い話がひねくれもんだったんですよね、越前屋俵太は!全然、素直じゃない(笑)

まあ、そんな、素直じゃない私ですが、以前お伝えしたように、今年の1月9日から、朝日放送ラジオ「武田和歌子のぴたっと」毎週月曜日(15時~17時生放送)のレギュラーパートナーを務めます。

なんと25年ぶりの生放送ラジオのレギュラーです。昔はすべて深夜帯だったので、言いたい放題で気が楽だったのですが、今回はお昼の時間帯ですから、

「交通情報センターのヤマモトさ~ん!」とかになるんでしょうかね!それは越前屋俵太的には昔だとあり得ないんでしょうけど、今だと面白くて仕方がありません。

しまいには調子に乗って「それはいっちゃいけないですよ!俵太さん」みたいな事になるんでしょうかね。

そうならないように敢えて関西大学とかの非常勤講師の肩書きで出演しますが、気が付けば非常識講師になってたりして(笑)あ~やだやだ!

というわけで、初回から聞いとかないと、気がついたらいなくなってるかもしれません。(笑)

今年は、なんだかんだの一年になるとは思いますが、皆様、どうか温かい目で、いや耳で聞いてやって下さいませ!

越前屋俵太