想定外なことが起こり続けている私

越前屋俵太を名乗って35年、初めて書き下ろした本「想定外を楽しむ方法」がついにKADOKAWAから出版されることになったんですが、いや~!ここ最近本当に「想定外」なことが起こり続けていて驚いています。

 

ざっと、今回の出版に至った流れを整理しますと、京都の洛中にある佐々木酒造さんで一日だけ酒蔵を居酒屋にしてしまう「佐々俵」なるイベントを昨年から企画していて、毎年沢山の方にお越し頂いています。たまたま、昨年の「佐々俵」で、俵越山のライブペイント作品をオークションで落とされた方が、大阪の道頓堀商店街の会長さんでした。そのご縁で道頓堀のリバーフェスティバルに呼んでもらって、10メートルほどの「道頓堀川面舞台」という横断幕を書かせて頂きました。そのイベント終了後に記者の方々に取材されて、その記事がヤフーニュースのエンタメトップに出たことで越前屋俵太が復活!とかになってしまいました。

そのイベントを告知してあげようと、たまたま出た朝日放送のラジオに、結果的にレギュラー出演する事になったり、前後してひょんなことで、知り会った水道橋博士のメルマ旬報に寄稿したり、これまたひょんなことで、出会ったDDTプロレスの高木三四郎さんと、コタツごと一緒に海に落ちたり、なんか急に周りが騒がしくなっていって、そんな状況の中で出版社の方が連絡をして来られたというわけです。

いやあ!面白い。何でそうなるのか?やろうと思ってることは中々出来てないのに、よくもまあ次から次へと色んなことが起こりますね。当たり前ですが、全部が繋がっていて、あそこでこうなったからこうなって、こうなったんだ!なるほど偶然というのはこういう積み重ねなんだなあ!とあらためて思います。

 

ところが、起きてしまった事を、どうしてこんなことになったんだろうと、思い悩んでるときは、すべてがネガティブに動いているように感じます。そのことが、また何かのきっかけで、まるでオセロゲームのように黒だったものが白くなっていって、面白いように事態が変わる。本当に一瞬です。これだけはどうしようもない。だって世の中なんて、絶対自分の思う通りにならないわけですから。思う通りにしようとしている人にとっては想定外は辛いかもしれませんが、そんなに深くややこしく考えてさえいなければ、想定外は本当に楽しい。そんな事を自分の経験をもとに書いてる本のはずです(笑)。よかったら皆さん買って下さいね!

 

これからもいろんなことが起きて一喜一憂するのでしょうが、それこそブログのタイトルに引っ掛けて使っている「人間万事塞翁が馬」というやつです。いいことが起こるとみんな嬉しいのですが、悪いことが起こっときにどうするのか?そんな時の対処法として、良寛さんはスゴイことを言ってます。

 

災難に遭う時節には災難に遭うがよく候。

死ぬる時節には死ぬがよく候。

これはこれ災難を逃るる妙法にて候。

わかるんですが、このすべてを受け入れる、ということがなかなか出来ないんですよね我々凡人には。どうしても、自分に起きたことを受け入れられずにうろたえてジタバタしてしまう。こうなったら、ジタバタしてもんどりうってる自分自身すら楽しんでみるしかない!という結論に達したという話です。まあそんなことで「想定外を楽しむ方法」よろしくお願いします。想定外が起こって出版社がびっくりするぐらい売れて欲しいんだけど、まったく売れなくて、すべては想定内だと言われそうです。ホリエモンかお前は!

 

2017年 皆さん あけましておめでとうございます。

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そうです、何を隠そう、その浮いた男とは私の事なんですが、なに故に浮いていたかと申しますと、ご覧の通りその格好が幼稚というかなんというか、頭に鶏をのせ、体は牛のパジャマ姿という、まるで子供が学芸会にでも出るような、今でいう、ハロウィン級の馬鹿な出立ちをしていたからでした。

何故そんな格好をしていたのか?というと、それなりに意味があったのですが、まあ当時は何も言わずにいました。

今年がたまたま酉年ということもあって、今更ながらで申し訳ありませんが、20年ぶりにその理由を少しだけ告白させて下さい。

実はあの格好は、ずばり「鶏口牛後」という言葉そのものでした。

大手プロダクションに所属して、色んな人に媚を売りながら要領よく仕事をするより、たとえ一人であったとしても、自分が頭を張るんだ!という、当時の意気込みをそのまま表してた格好でした。今になって、冷静に考えると、それだったら、ちゃんと意味を言わないと!誰にもわからない事ぐらいはわかってたはずですし、下手したら、言ったところで「鶏口牛後」って何?ってなる人も当然いたでしょうから。それでも言わなかったというのは、なんて言うのか、敢えて、何も言わずに笑われてたかったんですかね。

それがストイックというか、ただの勘違いというか、まさしく、どうしようもない当時の越前屋俵太の生き方そのものでした。

まあ盗んだバイクで走り出したりする事は犯罪だとわかってたんで(笑)絶対しなかったんですけど、わざとこの格好をしてテレビに出るという事が、わかってもらえるとかもらえないとかの次元ではなくて、世の中に対する越前屋俵太なりの精一杯の抵抗だったわけです。

ただ、当時は本当に誰一人として、あの格好の意味に気がついてはくれなくて、ただのモーモーコケコ野郎だと思われてました(笑)ここがお笑い系の辛いところですね!

ただのお笑いだったら、そんなややこしいことは言わずに、ただ意味も無く面白ければいいわけですし、仮にそんなに世間と闘いたかったのなら、お笑いなんかせずにロックミュージシャンになる道もあったんでしょうけど、結局、歌も歌えないし、楽器も出来ないし、まずミュージシャンは無理だと思ってたんですね。

そう言えば、昔、ギタリストのCharさんと飲んでる時に、その事を喋ってたら、「お前!そんなに喋れたら十分ロックだ!」って言われて、少し嬉しかった事もありました。

あと、もんた&ブラザーズの門田 頼命さんにも「俵太は俺らと一緒のノリなんやけどなぁ、お笑いのジャンルやからなぁ」て、言われたこともありました。

たぶん自分でも、わかってたとは思うんですけど、でも、なんていうか、難しいかもしれないけど、誰もやってない表現の仕方ってあるはずだと思って、ずっとそれを探してました。

そう言えば、昔、ビートたけしさんと飲んでる時にも、ロックの話になって、こんなことを仰ってました。

「みんなロックロックって言うけど、ロックなんて簡単じゃねえか、ただ拳を振り上げてストレートに怒りをぶつけて、怒鳴ってりゃあいいんだから。お笑いはよ、そこを無理矢理ひねって表現するんだから、お笑いは意外と高度なんだ!」って。

そうなんですよね。言いたい事があるんなら、ストレートにわかりやすくロックのリズムに会わせて言いたい事を歌えば、それなりには伝わるんでしょうけど、それは当たり前すぎてつまらないってことになって、敢えて、ねじ曲げて表現するわけですから、早い話がひねくれもんだったんですよね、越前屋俵太は!全然、素直じゃない(笑)

まあ、そんな、素直じゃない私ですが、以前お伝えしたように、今年の1月9日から、朝日放送ラジオ「武田和歌子のぴたっと」毎週月曜日(15時~17時生放送)のレギュラーパートナーを務めます。

なんと25年ぶりの生放送ラジオのレギュラーです。昔はすべて深夜帯だったので、言いたい放題で気が楽だったのですが、今回はお昼の時間帯ですから、

「交通情報センターのヤマモトさ~ん!」とかになるんでしょうかね!それは越前屋俵太的には昔だとあり得ないんでしょうけど、今だと面白くて仕方がありません。

しまいには調子に乗って「それはいっちゃいけないですよ!俵太さん」みたいな事になるんでしょうかね。

そうならないように敢えて関西大学とかの非常勤講師の肩書きで出演しますが、気が付けば非常識講師になってたりして(笑)あ~やだやだ!

というわけで、初回から聞いとかないと、気がついたらいなくなってるかもしれません。(笑)

今年は、なんだかんだの一年になるとは思いますが、皆様、どうか温かい目で、いや耳で聞いてやって下さいませ!

越前屋俵太

「日常が観光資源になり得る可能性」

いやあ~久しぶりの和歌山でした。急行くろしお号に乗って行ってきました。観光映像を千本は見た!と豪語する自称観光映像評論家の木川剛志先生と言う方に呼んで貰ったのですが、AVじゃあるまいし、千本はないだろう!って思ったのですが、でも凄いですよね!もう見まくってるって感じです。

その中に、どうやら僕が撮った小浜市の映像があったらしく、越前屋俵太だから多分笑えるんじゃないかと思って見たら、意外にマジで良かった!という連絡が来て、是非、和歌山大学に来て下さい!って話になったので、行ってきました。

それにしても、今回の為に作って頂いたポスターがすでに怪しい!これじゃあ、まるで越前屋俵太を評論するかのようなイメージです。だいたい使ってる写真が俵越山ですし(笑)

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評論会の内容は、かなり前に話題になった、宮崎県小林市のフランス語と間違えてしまう方言映像や空手チョップでケーキ入刀する新郎新婦でおなじみの刃物の関市の動画から、今話題の観光映像まで、木川先生が集めた様々な動画を二人で見ながらコメントするという形式でした。

僕が知らなかった映像も沢山あって、個人的にはかなり面白かったのですが、やはり評論となると難しいものです。「この動画、面白いよね!」と、ただ笑って見てるだけなら、聴講してる側もコメントする側も非常に楽なのですが、やはり、そこは和歌山大学、観光学部の特別授業なので、なんか理屈っぽい事を言わないといけません。

呼んで下さった木川先生が仰った「動画再生数を意識した話題作り映像もいいけれど、果たして、その動画をみて、どれだけの人が実際にその土地に足を運ぶのだろうか?」とか言う問いに対して、「話題作りが目的であれば、それはそれでいいと思います。とはっきり前置きした上で、そうではないと言うのなら、それじゃ、本来、観光映像は何の為にあるのか?そもそも観光って何ですか?ただ美味しい物を食べて、神社仏閣や、伝統産業を見て、経験するだけでいいのですか?」と反対に、その場にいた皆さんに問題提起をしてしまいました。だって観光学という学問があるという前提なわけですから。

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歳を取ると、嫌ですね!なんか自分でも理屈っぽいと思います。楽しけりゃいいじゃないか!って若いときは本気で思ってたんですけどね。

終わってから、いい雰囲気の居酒屋さんで懇親会があって、ご覧になって頂いていた多くの先生方も出席されて、お酒を飲みかわしたのですが、どうも、その時の僕の発言がインパクトがあったらしく、しばらくその事が話題になってしまい、皆さんで観光学とはなんぞや!と熱い議論になりました。その議論は大学っぽくて楽しかったな!

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まあ、代理店が間にはいって、それなりの予算を組めば、今時、面白い映像を撮れる映像クリエーターの皆さんは沢山いるし、自治体の方も僕からすれば若い世代の方々が決定権を持たれ出したので、けっこう、斬新な映像がこれからも作られるとは思うのですが、そういうやり方ではなく、その土地が本来持っているはずの素朴な魅力を伝える為の、なんか別の方法があるのではないか?

自治体は安易に流行に乗っかって、広報してもいいかもしれませんが、やはり大学であるならば、流行ではなく新たな方法論が「ない」からこそ、考える!

観光の可能性を本気で模索すべきではないか、というのが、今回、越前屋俵太が皆さんとお話して感じたことです。

いや良い経験をさせて頂きました。

僕が昔、街ロケに拘ったのもそういう理由からです!流行のタレントさんを使って安易に視聴率を獲るんじゃなくて、もっと街には面白い人達が沢山いる!って言い続けたんですけど、やり出した頃は制作者達は、あまり認めてくれませんでした。視聴者はわかってたんですけどね!面白かったんで。

今では当たり前のように、毎日どこかで街ロケやってます。

物事はないから作るんですけど、みんなある方へいきたがる。まあリスクを回避したいんでしょうね!テレビはビジネスだから!

学問はビジネスじゃない!って思いたいです。僕は立派な学者ではないけど、世の本気の学者さんに立ち上がって欲しいですね!正しい事を私達が言わねば誰が言うってね!

もう、昔、道端で人の頭をいきなりシャンプーしていた人が言うこととは思えませんです、ハイ!

という事で、来年1月12日に和歌山のフォルテワジマという所で恥ずかしながら市民講座をやります。まだ申し込めるかも!

平成28年度 観光カリスマ講座 第五回

日 時:    平成29年 1月12日(木) (17:50集合)18:00~19:30

講 師:    iki design firm 代表 越前屋俵太氏

テーマ:    人は何故そこに行きたがるのか?~日常が観光資源となり得る可能性~

和歌山県

http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/062400/karisumakouza.html

和歌山大学

http://www.wakayama-u.ac.jp/tourism/news/2016090500021/