第五回、探偵ナイトスクープの限界?それとも百田尚樹さんの限界?

やっと仕事場が完成しました。イメージはどこまでものびて行くエネルギーというかなんというか

もっとやりたかったのですが、そうやる気はあったのですが、使える木がなくなったというか。

でも結構、気にいっています。

もちろん、設計図面なしです。これはこっちに伸びそうだ、とか。これはこっちに伸びたら面白いだろうな、とか。

さすがに、これはないだろう、とか。もうやりたい放題です。2回程頭うちましたけど、さすがに頭打たれ慣れている僕でも痛かったなあ。

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何事も最初に決めてしまうと、やりやすくなるのですが、だんだんつまらなくなってきます。

決めないという事は不安にもなる訳ですが、可能性が出てきます。

このあたりの話は、番組作りにも言えていて、今、ナイトスクープの視聴率がどんどん下がって来てるなんて事が言われてますが、

最初の立ち上げから関わった僕としては、少し残念なのと、やっぱり作り手の限界がきてるんだなというのが正直な見解です。

ナイトスクープも立ち上げ当初は、決めていた結末に向かって作って行くやり方をみんな採用していて、

というか、当時はそんな作り方しか存在してなかったというのが、正しい言い方かもしれません。

ただ、作る側としては、その方が確実に自分が思ったものが作れるし、安全策ではあるので、そうしたいのはわかるんだけど、

いったいどうなるんだろうと視聴者だけに思わせておいて、実は制作者はわかっているというやり方が、僕にはつまらなく思えて、

だからこそ僕は、番組の出来高が多少不安定であったとしても、この先一体どうなるんだろう、何が起こるんだろうというドキドキ感を大切にすべきだと常々スタッフにも言ってきました。

いい作品が出来ないかもしれないという 苦しさと戦いながら、瞬間に起こる偶然と、それに乗っかっていく柔軟さと、どうなってもいいいやという

やけっぱち精神と、絶対、誰も見た事のない面白い番組を作るんだと言う、信念のようなものが必要だとも思ってました。

僕がやめた後、そういう精神を引き継いでくれたスタッフや出演者がいてくれたとは思うのですが、やはり

完成されてしまったナイトスクープを見てしまっている人達(制作者、出演者も含めて)には、最初の産みの苦しみは、なかなか伝わらないんだと思います。

出役の探偵さんをコロコロいくら変えても一緒じゃないのかな、いっそうの事作り手が全員変わればどうですか?と思ったりもしています。

作り手も若返っているとは思いますが、大御所がまだまだご健在なのが気になります。

ナイトスクープの限界ではなく、やはり作り手の限界が来ているような気がします。

百田さん、頑張って下さいね。お忙しいのなら、いつでも代わりに放送作家やりますよ!


  • Kushihama Yasuyo

    俵太さんのナイトスクープなら観てみたいな。