DoInk美術館

DoInk美術館

京都・烏丸今出川にお店と印刷工場を構えるプリントショップDoInk(ドゥインク)
工場の壁はガラス張りになっており、「シルクスクリーン」という技術で行われるプリント作業を間近で見ることができます。
印刷現場をもっと身近に感じてもらいたいという館長の想いが伝わります。
宮川さん兄弟の祖父にあたる宮川一夫さんは、世界的に有名な映画の撮影カメラマンです。
会社には、宮川一夫さんが撮影をした黒沢明監督作品「羅生門」で使用されていた看板が飾られています。

DoInk
〒602-0898 
京都市上京区相国寺門前町643

営業時間 : 9:00 ~ 18:00 定休日 : 土日祝および年末年始・夏期休暇

TEL 075-451-1430 (平日10:00 ~ 19:00)
FAX 075-414-2681
スリーマスト京都 株式会社
DoInkHP

一般公開:○ ※来館前に電話で予約が必要です。TEL 075-451-1430 (平日10:00 ~ 19:00)

「夢」

俵越山先生曰く、この書は夢が走っているように見えてなんだか可愛い!
だからドリームくんと名付けた!とおっしゃいます。
このドリームくん、“書”特有の「にじみ」がいい味を出しています。
しかし、この書を飾っている印刷工場にとって「にじみ」は業界的にご法度!
Tシャツのプリントがにじむことはあってはならないのです。
そこをなんとかできたら…職人のプライドをかけて挑戦した館長と工場長。
インクにわざとにじむ液を入れたり、Tシャツの素材を変更したりと、何度も試行を重ね完成しました。
僕たちがこだわりを持って日々印刷と向き合っていることを消費者に知ってもらいたい。
そんなプリントへの想いが詰まった「夢」は、職人のプライドを象徴する書として飾られている。

 

 

Dolink美術館
宮川一平館長(左)
宮川大介工場長(右)からの一言

シルクスクリーンで「にじみ」を再現するという挑戦。
試行錯誤している時間はもどかしくもあり、楽しかったです。
職人ですから、「できない」とは言いたくないもので。
でも、挑戦してみたらできたことは僕たちの自信にもつながりました。
これだけプライドを持って印刷と向き合っていることをより多くの関係者や消費者の方に 知っていただきたいです。
それを伝える一つに、このドリームくんが走ってくれればなと思います。