佐々木酒造美術館

佐々木酒造美術館

明治26年から続く京都の造り酒屋
ここには俵越山美術館最大の書が展示されて
います。

佐々木酒造株式会社
創立1893年(明治26年)

〒602-8152
京都市上京区日暮通椹木町下ル北
伊勢屋町727

TEL 075-841-8106
FAX 075-801-2582

佐々木酒造株式会社ホームページ
http://www.jurakudai.com/company/

一般公開:× (年に一度の佐々俵でのみ一般に公開)

「無道人之短 無説己之長」

人の短を言うなかれ、己の長を説くなかれ。
空海が書き残した『崔子玉座右銘』、元は後漢の学者、崔瑗(サイ・エン)の言葉です。

俵越山先生が「人の悪口を言うな、自分の自慢をするな」と自分自身に言い聞かせるつもりで書いた作品です。

佐々木酒造さんの「蔵出原酒」と言うお酒のラベルを越山先生が書かせて貰った記念に、「蔵出原書展」と言う越山先生の個展が蔵の中で開催されました。その際に、予ねてから
大きすぎてどこにも飾れなかったこの作品がたまたま酒蔵の吹き抜けにぴったりと収まったため、「ここにあるための書だったのかもしれない」と、それ以来、佐々木社長のご好意で酒蔵に飾ったままにしてある作品です。

この作品は普段は非公開になっており、年に一度の「佐々俵」でのみ一般のお客さんにも公開されます。

「佐々俵」とは、佐々木社長と越山先生が主人となって、佐々木酒造さんの酒蔵を一夜限りだけ居酒屋にするイベントです。昨年(令和2年)はコロナウイルスの影響で残念ながら開催は見送られています。

佐々木酒造 美術館
佐々木 晃 館長からの一言

自分自身も社員のみんなも働いているときに
この書を見て、「人の短所や己の自慢ばかり
を口にしてはいけないな」と心に思うように
なっています。